徳島県小松島市にある県立高校である小松島西高校でコオロギ給食の試食を行って炎上しています。
そのコオロギ給食を導入まで推進したのが、多田加奈子教諭です。
多田教諭はなぜコオロギ給食を導入したのか?またなぜ炎上してしまったのか?について解説していきます。
多田加奈子教諭がコオロギ給食を導入したのは美味しかったから!

多田加奈子教諭は食物科長を務めている教員です。
そもそもコオロギ給食を導入しようとしたきっかけは、生徒同士で市販の乾燥食用コオロギを食べるゲームをしていたことでした。
多田教諭も実際にそのコオロギを食べたところ、とても美味しく感じたことがきっかけです。
美味しく感じたと同時に日本の環境問題を改善するとっかかりになると感じて導入を推進してきたそうです。
コオロギ給食とはどんなものなのか?

こちらが実際のコオロギ粉末給食の写真になります。
一見、コオロギが入っている様には見えませんが、そもそも粉末状になったコオロギを用いているため、視覚的には特にわかりません。
コオロギの粉末が入っているのは、右下の紙コップの様なものに入っているかぼちゃコロッケの様です。
生徒たちも最初は抵抗があった様ですが、食べてみるととても香ばしく美味しく感じたみたいですね。
なぜ小松島西高校は炎上してしまったのか?

今回の炎上に関しては、実際の食べる生徒が嫌がっているという話ではなく、その保護者でした。
コオロギ給食を試食で出すにあたって、クレームが殺到したそうです。
「クレームの電話がすごくかかってきて、上からは、しばらく動かないようにと言われました。状況的に厳しくなければ、使用を継続していこうと思っていましたが、この先は考えられない状況ですね」
多田加奈子教諭コメント
やはり今までコオロギを食べるという文化がない日本において、給食で実際に導入するとなるとクレームも出てきてしまいますね。
給食の様な生徒個人が食べるものを選ぶわけではなく、決まったものが出てくるという点で強制感が働いてしまったのが炎上の大きな要因になってしまったと思います。
多田加奈子教諭の考えは間違っていたのか?

今回は、この様に炎上してしまって、コオロギ給食の本格導入は難しいと思います。
しかし、多田加奈子教諭の考えや方向性は間違っていたのでしょうか?
一高校の給食ではありますが、自らが先頭に立ち、新たな可能性を切り開こうとした点では非常に勇気ある行動だったと感じます。
SDGSや環境問題に対して、ただ教諭は真摯に向き合っていただけなのではないでしょうか。
いきなり給食でという点でハードルはあったと思いますが、決して批判される様なことはないのではないかと私は感じています。
ネット上の反応は?
やはりこの手の話は賛否両論ありそうですね。
たしかに今回の県はコオロギという馴染みのないものを子供の給食で出すという点では少し軽率だったかもしれませんね。
しかし、必要性を感じた人がまずは自ら試してみるということを増やしていくしかないのではないでしょうか。